
📣 BtoB企業のための「2025年 日本SNSトレンド」
― 共感・動画・データで“つながる広報”を ―
こんにちは。広報・マーケティングご担当の皆さま。
「SNSって若者向けのツールでは?」「うちはBtoBだから関係ないのでは?」──そんなお声を、これまでにも多く耳にしてきました。
しかし今、SNSはBtoB企業にとっても「信頼を育てる入り口」として、静かに、しかし確実にその存在感を増しています。
このコラムでは、2025年時点の日本国内でのSNS活用トレンドをもとに、BtoB企業の視点から“今、何をすべきか”をやさしく紐解いていきます。
🌿 1. 日本企業のSNS活用のいま
国内の企業を対象とした調査では、SNSが「売上につながるチャネル」と考えられている割合は約80%に上ることが明らかになっています。
特に活用されているのは、YouTube・LINE・Instagram・X(旧Twitter)など。
さらに企業が今後注力したいSNSとしては、Instagram(52.2%)、**TikTok(39.1%)が上位に挙げられています。
一方で、SNS活用の主な目的は「商品・サービスの認知向上」「ブランディング」「顧客との関係性構築」と、“売る”より“つながる”**ことが重視されてきています。
BtoBであっても、信頼の入口としてSNSを使う企業は確実に増えてきているのです。
🤝 2. 「画像ミーム」から学ぶ、共感ベースのコミュニケーション
SNS上では今、「語る」より「重ねる」投稿が共感を呼んでいます。
たとえば「○○なときの営業さんの顔」や「今週の会議あるある」といった、“あるある”を画像や一言で共有する投稿=画像ミームが拡散されています。
こうした投稿は、X(旧Twitter)上で数億インプレッションに達することもあり、共感の連鎖がブランドへの親近感を生みます。
BtoB企業でも、社員やお客様とのエピソード、業界あるあるなどをミーム風に紹介することで、企業の人間味を伝えるきっかけになります。
🎬 3. ショート動画で伝える「社風」や「現場の空気感」
動画コンテンツ、とくにTikTokやInstagram Reels、YouTube Shortsといったショート動画は、2025年もなお拡大傾向にあります。
BtoB企業においては、
- 社員紹介や1日のルーティン
- 現場・オフィスツアー
- 展示会やセミナーの様子のチラ見せ
など、“働く人”や“現場の空気”を伝えることで、共感・安心・信頼のきっかけになります。
難しい撮影やナレーションは不要で、字幕や音楽だけでも十分に情報は伝わります。
📈 4. ソーシャルリスニングで「声」を可視化する時代へ
いま注目されているのが、「ソーシャルリスニング」。SNS上に流れる生活者や顧客の“声”を分析し、マーケティングや商品開発に活かす手法です。
2025年時点で、25%の企業が導入済み、46%が導入予定と、SNS分析は“当たり前の武器”になりつつあります。
具体的には、
- 自社への言及が増えるタイミングを把握する
- 業界や競合のトレンドを可視化する
- 潜在的な課題・ニーズを先読みする
といった活用が可能で、“見えない反応”を戦略に変えるヒントが得られます。
✅ まとめ:SNSは“信頼を育てる習慣”
BtoBにおけるSNS活用は、派手な広告やバズを狙うものではありません。
むしろ重要なのは、**「親しみ」や「誠実さ」**をじっくり伝えていく姿勢です。
- ちょっとした共感投稿で、企業の人柄を知ってもらう
- 動画で働く現場の雰囲気を届ける
- SNSの声を、事業判断に活かす
こうした地道で誠実なコミュニケーションの積み重ねが、将来の取引・採用・信用につながっていきます。
まずは、SNSを「発信する」より「関係を築く」ための場として見直してみませんか?
📚 参考文献(出典)
- Meltwater Japan株式会社「2025年のSNSマーケティング最前線」調査報告(2025年2月発表)
https://www.meltwater.com/jp/blog/state-of-social-media-2025 - 株式会社TBWA HAKUHODO「65dB TOKYO 2025年上半期SNSトレンドレポート」
https://www.tbwahakuhodo.co.jp/news/65dbtokyo_2025_fhtrend - 宣伝会議 AdverTimes「SNSマーケの“いま”を探るMeltwater調査」掲載記事(2025年6月4日)
https://www.advertimes.com/20250604/article500132
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